MSA-0011[Ext] Ex-Sガンダム
後ろ姿。
バストアップGUNDAM FIX FIGURATION(通称 G.F.F.)シリーズは、2001年よりスタートしたガンダムフィギュアの新ブランド。
デザイナー
「カトキハジメ氏」プロデュースによる精密なディテール、多彩なマーキングなど細かな部分までこだわり尽くされた大人向けのハイクオリティフィギュアです。

現在でも、
GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITEや
GUNDAM FIX FIGURATION NEXT GENERATIONが延長線上のシリーズとして細々と進行中。
玩具ブランドの中もロボット魂のKa signatureシリーズはGFFの魂が濃く受け継がれていますね。

発売日:2002年11月01日
こちらはガンダムセンチネルに登場する
「Sガンダム」とその強化型である
「Ex-Sガンダム」のコンパチモデルとなっております。
なんといってもこの玩具の凄い所は見た目のボリュームとインパクト!限界まで詰め込まれたパーツ類、緻密なディテール、色鮮やで細かな彩色・・・・Ex-Sガンダムだけ見てもコンパチとは思えない完成度です。
頭部。GFFシリーズは、手作業による量産が故に完成品の個体差が激し所が難点とされています。一番多く報告されているのが頭部、アンテナ、マスク等のズレなので購入時は注意しましょう。

Ex-Sガンダムはやっぱり横からのビジュアルが最高にかっこいい。

頭部にはインコムが装備されているんですが、こちらの取り外しは再現されていません。
肩アーマーのマーキングとブルースプリッター迷彩塗装これが非常に細かい・・・量産品でここまで仕上げる手間が本当に恐ろしい。ジャケット部分スライドギミックは経年劣化によるパーツの癒着で動かなくなってしまっていました。。

今回新しく発売される
「METAL ROBOT魂 (Ka signature) Ex-Sガンダム」とGFFは同じモデルで、スプリッター柄やマーキングがかなり近いものとなっています。
ROBOT魂版はやっぱり
「ショルダー・ジャケットの展開ギミックによるメカ部分の露出」が見どころですね。
ボディ。中央部には
「Iフィールド・ジェネレータ」。

Sガンダムを素体として、Ex-Sの追加パーツを嵌め込む感じで取り付けています。
GFFシリーズでは十八番のフルアーマーの着脱ギミックが活かされていいますね。
大腿部ビームカノン残念ながら銃口を前方に向けることが出来ません。
リフレクターインコムユニット装備型ニークラッシャーこちらのインコムは取り外し可能(ギミックは後ほど)。
脚部。少し短足気味で、厚ぼったく追加パーツが後ろ側に装着されている感じ。

バックパックの
「大推力ブースターユニット」大迫力。

中央の
「テールスタビレーター」部分が上下に可動します。

ブースター部分もブロックごとに動かすことが出来るんですが、パーツがぎっちぎちに収められているので、動かせる幅があんまりありません。

上から見てもこの密度
パーツの殆どがPVC樹脂なので背中のブースターユニットだけでもかなりの重量があります。スタンドパーツ無しでの自立は厳しい感じです。
背部ビームカノン銃口の向きを少し変えられる程度。
肩部大容量プロペラントタンク。取り外しは可能ですがサイドジャケット部の可動等のギミックはありません。こちらも丁寧な塗装が施されています。
主翼ユニット。

こちらはパーツを一旦取り外し、接続位置を変えることで主翼の伸縮が再現されています。
頭部の可動。首の根元がボールジョイントになっているので左右に首を振ることが出来るんですが、上下にはあんまり動かせません
腕部の可動。二の腕にはロール軸、肘は90度まで曲がります。肩にも可動軸が仕込まれているんですが・・・デザイン上、ほんの少しだけずらすことが出来る程度しか動かせません。
胴体の可動。シリーズ初期のGFFシリーズは胴体に可動が設けられてないものが殆ど。そもそもGFFは可動よりも見た目重視で仕上がっています。
脚部の可動。
股はボールジョイント接続、足首は上下に可動します。膝はこの画像が最大の曲げ可動範囲となります・・・本当にデザイン重視。

カラーリングやディテールは、
「ガンダム・センチネル」ムック版掲載された
「リファインEx-S」を基に立体化されています。
従来の設定に比べて、肩と腰部ジャケット(主翼)が二周り以上大型化され、肩からはMS形態時に切り離すプロペラントタンクを吊り下げているのが特徴です。
実は2種類リリースされているGFF Ex-Sガンダム!こちら#0011のリペイントモデルになるんですが、α任務部隊の公式設定に従ったカラーリング、マーキングが再現された
「GFF#0014 Ex-Sガンダム(タスクフォース・アルファ)」が発売されています。

Ex-Sガンダムは、Sガンダムの攻撃/防禦強化型重装形態。正式名称は
「エクストローディナリィー-スペリオル・ガンダム」他のMSに見られるフルアーマー形態とは異なり、Ext時に追加される部品は
「Gクルーザー」と呼ばれる巡航形態を構成するための装備として、Sガンダム本体と並行して設計されている。

Sガンダム本体と併行して開発されたブースター・ユニットを装備しており、ノーマル形態に比べて全備重量は8割増しになるがその推力は11倍になる。
そのため他のMSのフルアーマー形態に見られる機動力の低下が本機体には見られない。

腰部、両肩部、両脛部の部品にはそれぞれランディングギアが内装。
これらのパーツは巡航形態であるGクルーザーモードを実現するための装備であり、そのMS形態を便宜上Ex-Sと呼称するに過ぎない。

胸部中央の開口部にはIフィールド・ジェネレータが搭載されるが、機体出力の関係上、全身を覆うバリアーを常時展開することは不可能。
通常時はジェネレータから供給されるエネルギーの一部をチャージし続け、バイタル・エリア周辺にビームが命中すると管制システムが判断した場合のみ、秒単位でコクピット前面にIフィールドを展開することが可能とされています。
膝部ニークラッシャーのギミック
インコム固定ラックが開閉。
リフレクター・インコムの取り外しが可能となっています。かなり小さいパーツなんですが、こちらにもマーキングが施されています。

自機から射出されたビームをこのIフィールドに反射させることでビームの方向を変え、疑似オールレンジ攻撃を行う。火器管制装置によってフルオートで操作され、ビーム偏向の瞬間のみIフィールドが形成される。
直接の攻撃兵器ではないが、敵の意表を突く多彩な戦術が可能となるため、有用な兵器である。
ビームサーベルの収納ギミック。

はめ込み式になっているため取り外しが可能なんですが、こちらのビームサーベルはダミーでエフェクト等を差し込む穴が空いていません。
付属品「ビームサーベル」

サーベルを展開したものが1本のみ付属しています
肩が動かせないので、ちょっと持たせる程度。
付属武器「ビームスマートガン」

エネルギー供給用サポートユニットを腰のムーバルフレームに接続することで保持。

ビジュアルイラストになっているビームスマートガンに両手を沿えるポージングが再現可能となっています。

しかしポージングはかなり限定されており、サポートユニットから一旦取り外さないとうまく持たせることが出来ません。

メガ・バズーカ・ランチャーほどの威力はないが、小型化されており、取り回しが容易になっている。
エネルギーCAPシステムに加え、ムーバブル・フレームを介したMS本体からエネルギーを併用することで、高出力のビームを発射可能。
センサーユニットとディスクレドーム。

高性能ディスク・レドームとセンサーアレイはMS本体のセンサーとリンクしており、長距離からの精密射撃にも優れた性能を発揮する。
劇中においては、ゾディ・アックの撃破に成功している。

GFFはセンサーユニットの可動やバレルの伸縮ギミック等は再現されていません。
PVCが故の難点で長物の武器は若干、歪みや曲がり癖が出てしまいますね。
付属品「専用台座」

実は初めてこの台座が採用されたのがこのEx-Sガンダムになります。
METAL ROBOT魂Ex-Sガンダムに付属する台座もGFFシリーズにかなり近いデザインになっているんですが、オマージュなのかもしれませんね。
Ex-Sガンダムはこれにて終了。定価5000円ほどでこの出来を維持している所が本当に凄い。METALROBOT魂が発売されたとはいえ、GFFもまだまだ見劣りしないクオリティですね!
では、パーツの換装です。

パーツを取り外して一部差し替える程度なので、換装と言ってもかなり簡単。
MSA-0011 Sガンダム
後ろ姿。

アナハイム・エレクトロニクス社がZ計画における
究極のガンダムを目指して開発した試作MS。ZZガンダムと同時開発とも再設計機とも言われており、開発当初はι(イオタ)ガンダムと呼ばれていた。
無人MS構想の試作機でもあり、人工知能「ALICE」が試験的に搭載されており、これによって機体の複雑な操作がある程度緩和されているのが特徴である。
バストアップ。
胸部コクピットハッチ部分はレッドのイメージが強いんですが、こちらはグレーで塗装されています。
ニークラッシャー部分こちらもサーベルが収納されており、引き抜くことが可能。
バックパック。ブースターユニットは小型の物に換装。背部ビームカノンも2つに。

背負い物と足回りの装甲がなくなったおかげで、可動範囲はEx-Sガンダムよりも少し広めです。

ビームスマートガン
エネルギー供給ユニット
グリップの展開ギミックが再現されています。

Ex-Sガンダムとは接続法が異なり大腿部ビームカノンを取り外し、代わりにアダプターを接続することでビーム・スマートガンを装備できます。

ちゃんと両手で構えることが出来るんですが、これがかなり窮屈で・・・

発射体制の保持が結構難しい感じです。

HGシリーズで発売されているSガンダムとは色の濃さやカラーリングが異なるので少し違和感。
Sガンダム形態でディスプレイしたい方は
#0014 Ex-S GUNDAM [TASK FORCE α]の方をおすすめします。いや、むしろα任務部隊も欲しくなりました。

ちなみに
「GFF# 0013 ディープストライカー」のパーツを使うことで
Bst形態への換装が可能です。
ディープストライカーは昔持っていたんですが、もうバラバラのジャンク状態になっているので機会があったら買い直したいと思ってます。
おまけ。
「GUNDAM FIXギャルーション」GUNDAM FIX FIGURATIONの関連企画でスタートしたMS少女シリーズ。イラスト集から抜粋。



Sガンダムはビルドファイターズにも登場!

以上
「G.F.F. EX-Sガンダム」でした。

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