RX-78-2 ガンダム
後ろ姿。 
スペシャルクリエイティブモデル、通称
「S.C.M」はプライズで展開していた可動フィギュアシリーズ。
初期頃のシリーズはアクション要素よりもギミックを重視した物が多く、玩具としてはHGシリーズやMIAとはまた違ったジャンルとしてシリーズ化されています。
バストアップ。 素材はプラスチックと塩ビ(軟質素材)が使用されています。彩色も鮮やかで見栄えは結構いいかな。
頭部。 横顔からだと違和感がないんですが、フィギュアの個体差でフェイスパーツが若干ズレて接着されていました。。
ボディ 無駄なモールドやディテールのアレンジはなく、非常にシンプルなデザインです。
バックパック。 これといったギミックはなりません。
脚部。 アンクルアーマーが独自に可動します。
足の造形。 しっかりとスラスター部分まで塗装されてます。

肘は二重関節、手首はボールジョイントが採用されており、可動範囲はMIA以上!
プライズとしては申し分ない可動域なんですが、関節の強度や保持力がプラモデルよりも弱く、すぐ緩みやすい所が難点です。

S.C.M 4ガンダムは2003年リリースの第一弾S.C.Mガンダムとほぼ同じで、実質再ラインナップされた形となります。
S.C.Mガンダムはカラバリ商品も多く存在しているんですが、文字通りカラバリなので、付属内容なギミックの仕様はどれも同じとなっています。
付属武器「ビームサーベル」 
サーベルはクリア成型。柄の部分をバックパックから引き抜き、ビームエフェクトを差し込む使用となっています。
ハンドパーツとして、武器をもたせる
「握り手」が付属しています。

ビームサーベルは、エネルギーCAPによって縮退寸前の高エネルギー状態で保持されたミノフスキー粒子をIフィールドによって収束し、ビーム状の刀身を形成させるもの。
プラズマ化していることとIフィールドの持つ斥力により、他のビームサーベルやヒート兵器などと刃を切り結ぶと干渉し反発する。
ビームサーベルは2本付属。
付属品「ビームライフル」

ビームライフルは一切可動なし。
持ち手はサーベル用と共通となっているので、トリガーには指が届きません。スコープ部分のみ塗装されています。

ビームライフルとは、それまで戦闘用艦船に装備されていたメガ粒子砲を、エネルギーCAPを用いて威力を落とさず、モビルスーツがマニピュレーターで持てる携帯射撃兵装サイズに小型化したもの
一年戦争時に使用されていたビームライフルは、エネルギーCAPそのものを内蔵するタイプであったため、チャージされたメガ粒子の分を撃ち尽くすと母艦や基地へ戻って再チャージする必要があった。
付属品「シールド」 シールドはハンドパーツで保持。

視察窓の付いた盾で、左手に保持して使用し使わない場合は背部に装着する。
堅牢さよりも衝撃の拡散と吸収を目的として設計され、超硬スチール合金を基部とした高密度のセラミック素材をアラミド繊維で挟むことで耐弾性を向上させ、表面には高分子素材による樹脂を充填し、最表層にはルナチタニウム合金系素材を用いた三重ハニカム構造になっている

シールドはバックパックにマウント可能となっています。
付属武器「ハイパーバズーカ」

単色でこちらもギミック等はありません。
気持ちちょっと細めですかね?

肩掛け式の携帯対艦火器。弾速が遅く装弾数も5発のみであるが、威力は大きい。
序盤ではビーム・ライフルの代替として対MS戦闘にも多用された。
腰部のギミック。 
バズーカマウントラッチ開閉します。
ガンプラやMIAとは少し違った仕様ですね。

このようにバズーカをマウント可能です。
腹部のギミック。
ガンダムの上半身を外すと、なんと内部にはコアブロックが!

さらにこコアブロック・・・・・

ガンダムから取り外し可能で・・・

そのまま変形が可能。
コア・ブロック・システムの完全再現!! 差し替えなしのなんと完全変形・・・HGUC程度のサイズでこのギミックを再現した所は本当に凄い!!
コアファイター コクピットハッチ部分はクリアパーツが使用されています。

ちなみにコアファイターが分離状態でもガンダムを組むことも可能です。

ガンダムの腰可動を殺さずに、コア・ブロック・システムが再現されている所が本当に見事ですね。
全体的に関節が弱い部分が難点でもあるんですが、玩具的には非常に考えられた設計となっています。
↑MIA ↑スペクリ ↑HGUC ↑ロボ魂 ↑HGUC(REVIVE)各ガンダムを比較してみました。MIAとHGUCのサイズ差に注目ですね。

これにて「
スペシャルクリエイティブモデル4 ガンダム」 レビュー終了です。

←←
関連

S.C.M 4 ガンダム