ガンダム試作2号機 (サイサリス)
後ろ姿。
バストアップGUNDAM FIX FIGURATION(通称 G.F.F.)シリーズは、2001年よりスタートしたガンダムフィギュアの新ブランド。デザイナー
「カトキハジメ氏」プロデュースによる精密なディテール、多彩なマーキングなど細かな部分までこだわり尽くされた大人向けのハイクオリティフィギュアです。
現在でも、
GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE(ガンダム・フィックス・フィギュレーション・メタル・コンポジット)や
GUNDAM FIX FIGURATION NEXT GENERATION(ガンダム・フィックス・フィギュレーション・ネクスト・ジェネレーション)として細々とシリーズが引き継がれています。

発売日は2002年05月。
GFFではGPシリーズがひと通りラインナップされており1号機(ゼフィランサス)、3号機(ステイメン)の他、設定のみでしか存在しない幻の4号機(ガーベラ)まで商品化されています。
頭部ダクト部分の配色がイエローになっており、アニメのGP02とは少し印象が異なります。
ボディ所々にオリジナルアレンジのマーキングがプリントされています。GFFのハイクオリティな造型にも注目です。
「AE ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM PROJECT 02」アナハイムが進めていたガンダム開発計画で製造されたガンダム試作2号機を意味しています。
脚部

足カバーは別パーツ化されています。
足底の面積が大きいため、しっかりと胴体を支えることが出来ますね。

主な素材はPVC樹脂。当時主力玩具だったMIAと比べるとだいぶガッチリと作られてる感じです。
GP02はフィギュアサイズが大きめで迫力満点です。
バックパック。
脹脛

足の裏の造形、各スラスター部分。
可動範囲。胴体が一体造形なっているため腰は一切動きません。アクション向けではなく、飾って楽しむフィギュアなので可動域は極めて狭い物となっています。
肘の可動。
90°がだいたい限界くらいです。肘の装甲が別パーツ化されており、少し変わった構造に。
フレキシブル・スラスター・バインダー両肩に付いた大型スラスター。
バインダーの可動ギミック。肩アーマーと接続されたバインダーは劇中と同じくフル可動!片側3基のバーニア部分が同時展開します。

ジェネレーターを内蔵し片側3基計6基のバーニアを展開することで、耐核装備のため重量が増した本機でも高い加速力を得ることが可能となっています。

また、重力下ではこれによりホバー走行を行うことが可能。
このバインダーは独立して可動することでAMBAC作動肢としても機能し、180°の姿勢変換を1.1秒で行える。

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場する戦術核兵器の搭載・運用を目的に開発されたガンダム。
試実験のためにトリントン基地に搬入され、Mk-82弾頭の装填が完了したところをアナベル・ガトーに強奪され、のちに「星の屑作戦」の一環として観艦式襲撃に用いられ、アトミック・バズーカの一撃により連邦軍艦隊に甚大な被害を与える。

頭部は試作1号機と同じくツイン・アイを採用しているが、メインカメラやエアインテークに強力な耐熱・耐放射線処理が施されており、ほかのガンダムタイプの頭部とは異なる意匠を持っています。
玩具によって異なるデザイン。MG、HGUCなどのプラモデルは元の設定画通り左肩付近にセンサーが付いているんですが、GFF,やMIAでは造形が省かれています。
付属品「ビームサーベル」
型式番号:A.E.BlashAEXB-909L
通常のサーベルよりも出力が高く設定されており、マニュアルで出力を調節することが可能です。

サーベルエフェクトはイエロー。
アニメではグリーンなんですが・・・

サーベルエフェクトは2本分付属。
ちなみに硬質パーツとなっています。
ビーム・サーベル基部柄は腰部サイドアーマーに装備されています。サーベル展開時のパーツとは別途になっています。
武装「60ミリバルカン砲」頭部に2門装備。威力は低く自衛程度にしか使えないが、アトミック・バズーカを除くと唯一の射撃武装。
武装「ラジエーター・シールド」本体を覆うほど大きなシールド。

型式番号:NR-Sh-02-RX/S-00013。一般的なMSのシールドとは異なり、アトミック・バズーカ使用時の機体保護に特化されています。
自ら発射した核弾頭による強烈な熱・衝撃波を遮るため、腕部で保持が可能な最大限の大きさとなっており、液体窒素を用いる冷却機構を内蔵している。

シールドは付属のハンドパーツに持たせることで保持。

大型シールドはプラ製なので比較的軽いんですが、GFFは関節の保持力が弱いため担ぎあげることが出来ません。
可動範囲も狭いのでほぼ持たせるだけのポージングになってしまいます。
アトミックバズーカ砲身の取り出し。ブリッジ部分が左右に開き、バレルの取り出しが可能となります。シールド上下のパーツがバレル前後に噛み合う構造になっているため、着収納時は内部でしっかり固定されます。

アトミックバズーカ基部の可動。
ジョイントで前方へと基部が可動します。

シールド裏から砲身を取り出して・・・・
ドッキング!
武器「アトミックバズーカ」Mk-82核弾頭を機体背部から右肩に設けられた基部へと給弾し、続いてシールドに収納されているバレル部をドッキングさせて用いる。
弾頭はバズーカによって射出されるが、核弾頭に設けられたブースターによって更に加速して目標へと到達する。Mk-82核弾頭は手続き上戦術核として処理されているが、実際には戦略核並の威力を有している
「待ちに待った時が来たのだ!」
「多くの英霊が無駄死にでなかったことの証の為に・・・」
「再びジオンの理想を掲げる為に!星の屑成就のために!」
「ソロモンよ!私は帰ってきた!!」
付属武器「ビーム・バズーカ」

デラーズ・フリートにおいて、アトミック・バズーカ使用後の主武装として配備を予定されていた携行用重火器。
GUNDAM FIX FIGURATION商品化の際に新規にデザインされた武器で、本商品の目玉アイテムとなっています!

ジオンの宇宙用移動砲台「スキウレ」の砲身の流用という設定。ちなみにスキウレ砲はビグロのビーム砲の流用とされています。
アトミック・バズーカと同じく、右肩の基部にシールドに収納されているバレル部をドッキングさせる事で使用が可能となります。
RX-78GP02BB ガンダム試作2号機 ビーム・バズーカ仕様大戦中のジオンMAクラスの高出力ビーム砲を携行用に再設計した武装。宇宙世紀0083年時点で、MS用ビーム兵器としては最大級の火力を有しています。

GFFがきっかけでビーム・バズーカはGP02の公式設定となり、その後
「機動戦士ガンダム〜戦場の絆〜」にて登場、
「HGUC「ガンダム試作2号機(MLRS装備)」としてキット化を果たしています。
MIAと並べて。確かにMIAと比べるとハイクオリティな仕上がりなんですが、ボディは濃いブラウンだったり、ダクトの色がイエローだったり所々アニメとはカラーリングが違うので好みが分かれそう。

しかしこのボリュームはどちらも凄い!!
やっぱりMIAは武器のサイズが大きめですね。
ガンダム開発計画GFF GP03も欲しいんですが・・・これまた入所困難な代物で。

これにて
「G.F.F. GP02A サイサリス」レビュー終了です。

←←
関連
G.F.F. GP01 ゼフィランサス

MIA ガンダム試作1号機 MIA ジムキャノンⅡ MIA ジムカスタム
MIA ガンダム試作2号機 SDアーカイブ ガンダム試作2号機 HGUC アナベル・ガトー専用リック・ドム
G.F.F. GP02A サイサリス