後ろ姿。

発売日は2005年6月。更に可動を追求し遊びやすく進化したMIAの第3期シリーズ。
アニメ
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の放送後に発売されたフィギュアという事で、本機の多彩なギミックはプラモデルシリーズよりも再現度が高い物となっています。
バストアップ。PVCの経年劣化の影響でボディの色が若干白くなってました。これに関しては気をつけようが無いんですが、後半に発売したMIAは特に白くなりやすいので要注意です。
頭部PVCで成型されているということもあって全体的にもっさりとした印象。特徴である目の赤いラインはしっかりと再現されています。
バックパックバーニア部分がグリグリと可動します。武器ラック及び背負っている武装はプラスチック製なので軽量な感じです。
ボディ。SEED DESTINYシリーズはMIA特有の濃いスミ入れが施されておりません。機体の色彩はしっかりと再現されていると思います。
下半身。足首の関節はボールジョイント、脛装甲は別パーツ化されているんですが可動範囲は狭く、正直言って別パーツ化されている意味が全くありません。

脹脛の内部バーニア。
カバー部分が可動。

足の裏の造形。
腰のスラスターやバックパック、脹脛のバーニア内部までしっかりと塗装されているので後ろ姿も様になりますね。

よーく目を凝らすと・・
・なんと、ウイング内部にもスラスターの造形が!!覗きこまないと気が付かないような部分までしっかりと作りこまれている所がMIAというシリーズの凄い所。フィギュアサイズを考えるとかなり細かい作業ですよね。

造形は当時のHGの方がカッコイイような気がするんですが、プラモデルでここまでの色分けを再現しようとすると結構な手間と時間が掛かってしまうので、それを考えればフィギュアの塗装箇所の多さにも驚かされます。
しかし、いい所もあれば悪いところも多数あり・・・
背部ウイングユニット展開
ウイングは塩ビとプラの2パーツ構成になっており、左右に大きく広げることができます。
さらに付け根にはジョイントが設けられているので前後に可動し、向きの調整が可能。

ウイングユニットはフリーダムの能動性空力弾性翼を発展させたものであり、大気圏内・宇宙空間を問わず絶大な機動性をもたらします。
翼の内部には惑星間航行システムであるヴォワチュール・リュミエールを転用した高推力スラスターが搭載されており、各種レーザーや粒子ビームを受信し変換する事で光圧推進に利用できるレーザー推進としての側面を併せ持っている。

デスティニーガンダムのウイングから展開される「光の翼」は残念ながらMIAでは再現されていません。
付属品「MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル」
前期セカンドステージシリーズの改良型であり、速射性と射角に優れる中距離戦闘用のバランスの取れた性能。
ハイパーデュートリオンエンジンからの豊富な電力供給に対応した改良によって、大幅な出力と連射性の向上を実現している。

ライフルはスコープ部、フォアグリップが可動。
機体サイズと比較すると、SEED系MIAに付属する武器は少し大きめに造形されていますね。

ビームライフルはリアアーマーにマウント可能。
背中のウイングと干渉して、ポロリしやすい所がちょっと問題点。
付属品「アンチビームシールド」
パーツの差し替えによってシールドの展開ギミックが再現されています。
腕に設けられている接続穴に取り付ける形になるんですが。刺さりが浅いため・・・こちらも非常にポロリしやすい部分です。

防御面積を拡大可能な伸縮機構によって取り回しの良さを両立した、軽量且つ超硬度を誇る特殊合金製の対ビームコーティング防盾。
ビームシールドとの併用も可能。
付属品「RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメラン」

両肩にマウントされている基部はどちらも取り外し可能。
付属するエフェクトパーツを差し込むことで再現されています。

簡易ドラグーン式のビームのブーメランであり、ソードインパルスに装備されたフラッシュエッジビームブーメランの発展型。
二刀連結機能は持たないが、一刀でも実体刃としての機能を有している。
「運命を切り開く!そのためには!!」
投擲!投擲時の出力でもビームシールドを容易に切断する威力を持ち、並みのMSなら一撃で破壊可能。
付属品「ビーム・サーベル」
ビームブーメランはビーム刃を延長することで手持ち式のビームサーベルとしても使用可能。
こちらもエフェクトが2つ付属しているんで、二刀流が可能です。
付属品「ビームシールド」モノフェーズ光波シールドを改良した、手甲形の
「MX2351 ソリドゥス・フルゴールビームシールド発生装置」。
ビーム兵器・実体弾を問わず遮断可能で、デストロイガンダムの大出力ビームを完全に無効化するなど、対ビームコーティングを施した従来のシールドを凌駕する防御力を持つ。

展開中でもシールドの内側からの攻撃は可能な上、展開形状の任意調整が行えることからオールラウンドにおける使用に適している。
手甲部分にエフェクトパーツを差し込むことで再現。こちらは通常の手首とは別途でビームシールド装備用の手首が左右分付属しています。
「アンタが大将機かよ、大した腕もないくせに!」様々な武器のギミックが再現されている所は良いんですが、肩のブーメラン、各シールド、手甲パーツ、ライフル等の武器の保持が非常に弱くどれも少し触っただけで抜け落ちてしまいます。
何が凄いって、パーツポロリがあまりにも激しすぎて途中で遊ぶのが嫌になるほど・・・・2世代目のMIAの方がまだ遊びやすかったかなっと思います。

ビーム砲の展開ギミック。

背中に折り畳まれているビーム砲は、ラックに繋がれた状態もバレルの展開可能。
もちろんラックからの取り外すことも出来ます。
付属品「M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲」

破壊力と精度を併せ持った大型ビームランチャー。
ハイパーデュートリオンエンジンからの豊富なエネルギー供給による大威力と長射程に加え連射性能にも優れ、その性能はブラストシルエットを含めた既存のMS用ビームランチャーを遥かに凌駕しており、対艦戦、対要塞戦だけでなく対MS戦でも高い運用性を誇る
「デスティニーと俺ならやれる!これで終わりだ!!」変形機構をギミックの再現の他、グリップ基部が回転するため持たせ易い構造になっています。

ソードの展開ギミック。

こちらは一旦取り外して変形。

付属のビームエフェクトを差し込み完成です。
付属品「MMI-714 アロンダイト ビームソード」
「叩き斬ってやる!!」エクスカリバーレーザー対艦刀の改良モデル。

グフイグナイテッドが持つビームソードの使い勝手の良さを併せ持つが 刀身はさらに伸びており、巨大な実体刃とビーム刃によって斬馬刀のごとく艦艇を一刀両断するエクスカリバー譲りの高い切れ味を持ち、同時に格闘戦でも猛威を奮う。

対艦刀はオールプラ製ですがサイズが大きいため持たせるのは一苦労。持たせた所で肘関節や手首のジョイントが耐え切れず、すぐにヘタレてしまいます。
まあ、でも定価1600円でここまで再現されていればギミックとしては十分すぎるんじゃないでしょうか。
「アンタって人はーーァ!!」
付属品「MMI-X340 パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲」
両手の掌に装備された隠しビーム砲。
ビーム砲を構える動作無しに攻撃を行うことが可能で、組み合っての接近戦闘などでの使い勝手も良く、密着した状態の相手を確実に破壊する。
その威力は非常に高く、戦艦クラスをも一撃で破壊する恐ろしい威力を発揮している。

こちらは平手と兼用ですね。
ちなみにパルマフィオキーナの造形はグー手以外全て再現されています。

お前達なんかがいるから!
世界は!!!!

付属のデータシート。
裏面。

これにて
「MIA デスティニーガンダム」レビュー終了です。

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