ガンダム試作2号機(サイサリス)
後ろ姿。
US版と国内版の関係。もちろんUS版の方が先に海外でリリースされており、数年後に日本で発売される形となりました。
GP02サイサリスに関しては、国内で発売される前にUS版を一旦リメイクした物なので、造形や成型色が大きく異なります。
バストアップ。国内版との大きな違いや比較は後々説明するとして、まずはザックリと・・・
頭部MIAファーストシリーズの後期頃に発売された商品で塗装箇所は多く、品質もいい感じ。
ボディ。海外版なのでスミ入れは施されておりません。

肩には
「02」の文字がプリントされています。
ボディは少し黄ばんだような色合いですが、これはPVCの劣化ではなく商品の仕様です。
バックパック。アトミックバズーカ基部はボールジョイント接続されているのでグリグリと可動。
下半身。足の接地面積が広いため、大きな図体でも安定感は抜群。重厚なボディと分厚い足底でボリューム満点です!
足の裏の造形。ブースター部分が再現されています。
左肩のセンサー。こちらはアニメや設定画の通りのセンサーパーツついており左右非対称なデザインになっています。
実は後々国内で発売されたMIAサイサリスにはこのセンサーの造形がなく、大きな違いの1つとなっています。

ファーストバージョンということで、肘や膝は単純関節が使用されています。
国内版は当時のMIAで採用されていた二重関節が使われており、US版よりも可動範囲が広くなっています。
フレキシブル・スラスター・バインダー両肩に付いた大型スラスター。ジェネレーターを内蔵し片側3基計6基のバーニアを展開することで、耐核装備のため重量が増した本機でも高い加速力を得ることが可能となっています。

また、重力下ではこれによりホバー走行を行うことが可能。
このバインダーは独立して可動することでAMBAC作動肢としても機能し、180°の姿勢変換を1.1秒で行える。
バインダーの可動ギミック。肩アーマーと接続されたバインダーは劇中と同じくフル可動!片側3基のバーニア部分がそれぞれ可動します。
展開ギミックの違い。US版はバーニア基部が1つ1つが別に可動するのに対して、国内版はバーニア部分がそれぞれ内部で繋がっており連動して可動するギミックになっています。
武装「ビーム・サーベル」

型式番号:A.E.BlashAEXB-909L
通常のサーベルよりも出力が高く設定されており、マニュアルで出力を調節することが可能です。

サーベルエフェクトはクリアブルーカラー。
アニメではグリーンなんですが、付属するのはブルーのみです。
ビーム・サーベル基部柄は腰部サイドアーマーに装備されています。国内版は基部の抜き差しギミックが再現されていたんですが、US版は一体造形で取り外しできません。

サーベルエフェクトは2本分付属しているので、2刀流も可能。
武装「ラジエーター・シールド」本体を覆うほど大きなシールド。

型式番号:NR-Sh-02-RX/S-00013。一般的なMSのシールドとは異なり、アトミック・バズーカ使用時の機体保護に特化されています。
自ら発射した核弾頭による強烈な熱・衝撃波を遮るため、腕部で保持が可能な最大限の大きさとなっており、液体窒素を用いる冷却機構を内蔵している。

よく見るとシールドにはジオン軍のエンブレムがプリントされています。
このプリントも国内版にはありません。

シールドは付属のハンドパーツに持たせることで保持。
内蔵されたアトミックバズーカの砲身はPVCが使用されているんですが、側のシールドは全てプラ製です。
アトミックバズーカ砲身の取り出し。アニメ通りの取り出しギミックは再現されていないんですが、収納時は内部でしっかり固定されるため砲身がポロリと抜け落ちるといった心配はなさそうです。
武器「アトミックバズーカ」Mk-82核弾頭を機体背部から右肩に設けられた基部へと給弾し、続いてシールドに収納されているバレル部をドッキングさせて用いる。
弾頭はバズーカによって射出されるが、核弾頭に設けられたブースターによって更に加速して目標へと到達する。Mk-82核弾頭は手続き上戦術核として処理されているが、実際には戦略核並の威力を有している。

もちろんドッキングギミックは再現されています!
サイト部分がちゃんと顔の前に来る所が良いでですね!
「待ちに待った時が来たのだ!」
「多くの英霊が無駄死にでなかったことの証の為に・・・再びジオンの理想を掲げる為に!星の屑成就のために!」
「ソロモンよ!私は帰ってきた!!」
US版と国内版の比較。重複する話もあるんですが、国内版はUS版の完全リメイクということで造形が全て異なります。成型色も一目瞭然ですね。

国内版のほうが一回りサイズが大きめ。
可動範囲も段違いなので、正直言って国内版を通常通りに購入すればUS版を買う必要がありません。
左肩のセンサー。MG、HGなどのプラモデルでもセンサーの造形はちゃんとあるんですが、何故か国内版MIA、GFFの2つはこのセンサーがありません。
バックパックのモールドの違い。国内版の方がメカディテール等が凝っています。
腕の可動。ファーストバージョンとセカンドバージョンとで関節構造が異なります。

肩のバーニア
こちらはUS版の写真。

こちらは国内版。
よく見比べると分かるんですが、国内版は内部に軸がありバーニア同士が繋がっています。
シールドの違いまず大きさが異なりますね。US版にはジオン軍のマーキングが施されています。

シールドサイズの違いから、アトミックバズーカバレルの長さも異なります。
国内版のほうが長いです。
武器だけで比較。むしろ国内版はサイズが大きすぎるような・・・・

長くなりましたが、ここまで詳しく比較しているサイトはないので、もし購入の際は参考にしてくれると幸いです。
これにて
「ガンダムGP02 サイサリス (US版)」レビュー終了です。

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