後ろ姿。

発売は2004年10月でMIAの第三期シリーズとなります。
この商品は2004年6月発売の
「ドム セカンドバージョン」がベースに使用されており、基本的なパーツ構成は共通となっています。
バストアップまずドム(セカンドバージョン)との外見の違いとして、ボディの成型色が異なります。リックドムは青みが強い紫色ですね。
頭部。モノアイの可動はありません。塗料の色飛びが目立つんですが、その辺は個体差ということで。
ボディスミ入れはグレーと薄い紫パープルで施されています。派手すぎずいい塩梅だと思います。
下半身ズッシリとした大きな足で安定感も抜群!PVCの重量感も重モビルスーツならではって感じがしますね。
バックパック。ブースターノズルはそれぞれボールジョイント接続になっているため、上下左右にグリグリと動かすことが可能です。

1999年に発売したMIAドムのリメイクモデルになるんですが、そのクオリティは初期の物とは比べ物になりません!
外見はアニメに登場するドムとは少々異なり、可動フィギュア向けのスタイリッシュかつアクション栄えするアレンジが加えられています。

頭部には首がありボールジョイント接続になっています。
頭部横の黒い部分が別パーツ化されているところにも注目です。
MIAのここが凄い!ボディに埋もれてあまり見えない頭部の裏面までメカディテールが掘られています。こういった細かな部分が 良さ なんでしょうね。
下向き。首を上下に振ることが出来るため、動きに合わせた表情を付けることが出来ます。
上向き。流石にモノアイの可動までは再現しきれていないMIAシリーズですが、頭部を全く動かすことが出来なかった初代ドムから比べると大分進化していますね。

肘部分には二重関節が採用されており、180度曲げることが可能。

肩アーマーは2パーツ構成。
黒い部分のパーツがボールジョイントで連結されているため、肩の跳ね上げたり前後に向きを調整したりと動きをつける事が可能です。

肩アーマーの裏の造形と塗装。
ほんとうに丁寧な仕上がりです。

胴体の可動と腰のスイング

ボディは胸部、胴部、腰の3箇所で連結されているので、後方の反りや前屈態勢、左右のスイング、捻り上げるといった細かなポージングまで取ることが可能。
MIAシリーズの中でもこれまでの可動範囲を実現させているものはなかなか無いし、ドムのアクションフュギュアとしてもこの時点でかなり完成されているんじゃないでしょうか。

膝も二重関節が採用されているんですがデザイン的に、あんまり派手に曲げることは出来ません。
サイドスカートはボールジョイント接続なので、股を開いた際に可動の邪魔にならないような配慮がされています。

このように片足立ちのポージングも可能!
ドムなのにドム以上に動いてます。

脚と足の間に足首パーツが追加されているため、より地面に足を接地しやすくなっております。
こちらはMIAGP01やGP02にも採用されていたギミックですね。
足の裏のモールド。こちらはドム(セカンドバージョン)とは別造形となっています。

メタリックシルバーの塗装の発色が綺麗でかなり派手なアレンジ!
脹脛のブースターノズルも新造形。

リアスカートスカートは延長され、ドムよりもすこくし長くなっています。
スカート裏のノズルは上下に可動。

この後姿の格好良さ・・・・MIAよりもハイコンプロみたいな緻密さを感じますね。

スカート内にノズルが追加されている分、ハンドパーツが付属内容から削られてしまった所が少し残念。

MIAドム(セカンドバージョン)の金型流用がきっかけで商品化されたような感じですが、見た目ですぐわからない細かな部分でしっかりと仕様変更が行われており、価格から考えても十分すぎるクオリティだと思います。
アクションフィギュアとしての完成度も高いので今でもおすすめできる一品かな。
付属武器「ジャイアントバズ」

ロケット推進の360mm実体弾を発射するMS用バズーカ。
劇中ではドム系MSが主装備としたほか、高機動型ザクII、グフ、ゲルググ、ケンプファーが装備している。

スコープ部は塗装されています。
サブグリップが可動するので、両手でバズーカを構えられます。

武装は基本的にドムと同様。
胸部には拡散ビーム砲が内蔵されているが、出力が弱いためモニターに灼き付けを起こすことによる目くらまし程度にしか使えなかったが、太陽光以外に高い光量の光源が存在しない宇宙空間では地上以上に有効だった。
付属武器「ヒート・サーベル」
常時、背中にマウントされているんですが、肘の可動と腰のスイングのおかげでしっかりと引きぬくポージングを取らせることが可能です。

黄色は白熱化前のサーベル。
付属武器「ヒート・サーベル(白熱)」

黄色い刀身の物とは別途に付属しています。
プラモデル等のキットでは青色で表現されることが多いんですが、こちらは真っ白です。

近接兵装。ガンダムのシールドやMSの胴体を真っ二つにする威力がある。
ヒート・ホークと同様に、ビーム・サーベルと鍔迫り合いすることも可能。
武器「ビーム・バズーカ」

シャア専用リックドムやガトー専用リックドムが装備している大型ビーム砲!
MSV的な扱いになっているんですがなんと通常のリックドムに付属しています!!これは貴重なボーナスパーツですね!

巨大な砲身でデザインに独自のアレンジが加えられている感じがします。
かなりゴツいです!!

グリップは固定されており、サイズ大きいだけで特にギミック等はありません。
ビームバズーカはオールPVCなので非常に重く、持たせると腕が上がらなくなります。

リックドム専用に作られたビームバズーカでいくつかの部隊において実験的に運用されていた。
生産性が低くエネルギーチャージに時間がかかるなどの問題があったものの、ムサイの主砲に匹敵する威力を持っています。
せっかくなので本来の持ち主であるシャア専用機に持たせてみました。MIAリックドムの流用で専用機が発売するんじゃないかと思ったけど・・・・結局MIAシリーズでは出ませんでしたね。
1999年発売のMIAドムと並べて。大分スタイルが良くなっています、TV版のドムと劇場版のドムのよう。
ドムコレクション。こんなにもバリエーションが多いなんて・・・・さあコンスコン隊を揃えよう!!

これにて
「MIAリックドム」レビュー終了です。

←←
関連
MIAドム MIAドム 大河原邦男 イラストバージョン 
MIA リックドム