なんと彩色済み!1/200という小さなサイズなんですが各パーツはランナーに付いた状態で細かく塗装が施されています。低価格の簡易キット扱いとはいえ、今見るとこの精密さはオーパーツレベル。

ツインアイやフェイス部分もこの通り。
さらにマーキング済み!!翼やボディ等、一部にはあらかじめマーキングがタンポ印刷されています。こちらも当時のキットとしてはかなり斬新でしたね。
後はもう組み立てるだけ。
そう、買ってすぐ組立てられる、
それが「スピードグレードコレクション」シリーズのコンセプトとなっています。
XXXG-01W ウイングガンダム
後ろ姿。
これが説明書通りそのまま組み上げた状態です。
シールも一切使用しないでこの完成度の高さ。 Wガンダム系キットだと当時の1/144シリーズより全体的にシャープなプロポーションで、かなりかっこ良く仕上がっていると思います。
バストアップ手を加えるとしたら、好みでスミ入れを施す程度かな。

背中の翼は根本から前後に可動。
翼は1パーツ成型なので上下に動かしたり、開いたりといったギミックはありません。
腰回り。胴は一体になっているため腰の横ロール可動はありません。塗装だけではなくフロントアーマーのディテール表現もかなり細かい。
下半身。キットにはそれぞれネーミングが入った台座が付属しています。
腕の可動肘は大体90度、手首、肩はボールジョイント接続になっています。腕部のクローも分割されており曲げた際にパーツが干渉しないようになっています。
足の可動膝は大体90度、股関節、足首関節はボールジョイント接続。ポリキャップは一切使用されていません。

台座裏には支柱パーツが収納されています。

先端の接続部はアタッチメントになっているため、ディスプレイする際に角度を調整することが出来ます。
価格的にも台座が付いているのは嬉しいですね!
付属品「シールド」

左腕に接続。
バードモード時は機首になるんですが、このキットは変形ギミックがオミットされています。
付属品「ビームサーベル」

サーベルは1つのみ付属。
一体成型でビーム部分は塗装で再現されています。

腰が動けばもう少しポージングの幅が広がりそうだけど、可動に関しては正直微妙・・・武器を持たせて飾る程度ですね。
付属品「バスターライフル」

カートリッジ部、下部が塗装済み。
マーキングも施されています。

スピードグレードコレクションシリーズ第1弾ラインナップとして、この
「ウイングガンダム」と
「ガンダム」が同時リリース。
その後、第2弾とし
て「ゴッドガンダム」、「ゼータガンダム」が発売されたんですが、パッケージがBOXタイプの物へと変更され、価格も若干上がっています。

第2弾発売後の続報がなく、たったの4種類で打ち切り。
1弾から2弾発売の間が空いてしまったこともありパッケージも統一感がなく、非常に中途半端な状態で幕を閉じてしまいました。
1/200スケール。当時はハイコンプロシリーズ、今で言うアサルトキングダムシリーズとだいたい近いサイズになっています。

1/200を活かして、ハイコンプロでは価格的に発売できないようなMAや、主流の1/144では出すことができない大型キットなどが発売されればよかったんですが・・・
そういった住み分けがうまくできなかった所が非常に残念です。
パッケージ兼説明書のイラスト

これにて
「スピードグレードコレクション 1/200 ウイングガンダム」レビュー終了です。

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