ZGMF-X56S/γ ブラストインパルス
後ろ姿。
発売日は2004年11月。更に可動を追求し遊びやすく進化したMIAの第3期シリーズ。
アニメ
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の放送中に発売されたフィギュアという事で、本機の多彩なギミックはプラモデルシリーズよりも再現度が高い物となっています。
バストアップ
塗装箇所が多い分、色の跳ねやはみ出し部分が少し目立ちます。
頭部。PVCなので少し丸顔に見えますが、MIAの中ではこれでもシャープな方かな。
ボディ。シリーズ後期のSEED DESTINY系MIAは濃いスミ入れがありません。胸部とフロントアーマーのライトグリーンの色合いが綺麗で見栄えますね。
ブラストシルエットのスラスター部分。
下半身。足首の関節はボールジョイント。脛装甲は別パーツ化されており足の動きに合わせて可動、干渉を防いでいます。

背中に接続されている長い砲身が本体の支えになってくれるので、安定感は抜群!!
はやりMIAは全体的に武器や武装が大きめですね。

本体の造形とギミックはMIAフォースインパルス、MIAソードインパルスと全く同じ。
見るからに大ボリュームのブラストシルエットですが・・・お値段はなんと据え置きで1500円!!まずこのコスパが凄いところです。
付属品「MMI-RG59V 機動防盾」シールドは当時のHGシリーズよりも多くのパーツ数で構成されてるため、複雑な色分けもしっかりと再現されています。
展開モード!こちらは装甲パーツの差し替えでギミックが再現されています。 詳しくは MIAフォースインパルスのレビュー記事の方で。

シールドは肘とグリップで保持。
この接続法だと安定感があるので非常にいいですね。

背中のビーム砲。
こちらは基部からボールジョイント接続されたアームで前方へ砲身を移動させることが可能。パーツの差し替え等は一切ありません。
サイドグリップの展開。こちらもギミックで再現されています。
武装 「M2000F ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲」

ブラストシルエットに2門備えられた、対艦・対要塞用の大出力ビーム砲。
その威力は凄まじく、大型のスペースデブリも真っ二つに割ってしまうほどである。名称はギリシア神話に登場する冥界の番犬
「ケルベロス」に由来する。

本体に対して武装が大きめな分、無駄に迫力があります!
腕と腰の間が大分窮屈で・・・結構ギリギリな所でグリップを握らせてる感じです。
武装「GMF39 四連装ミサイルランチャー (AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル) 」

ケルベロスと一体になっているミサイルランチャーでAGM141「ファイヤーフライ」誘導ミサイルの発射管が2門の砲身に4つずつ、計8つ備えられている。
砲口と正反対の位置に付いている為、ケルベロスとの同時発射は出来ない。

アームを肩側に動かすことで発射位置に。
重心が後ろに寄ってしまうため、発射態勢での自立はほぼ不可能です。

ブラストシルエット肩部ギミック。

こちらはレール砲の砲身が展開可能です。
武装「MMI-M16XE2 デリュージー超高初速レール砲」

肩部に装備された2門のレールガン。
ケルベロス、もしくは4連装ミサイルランチャーと同時発射も可能。デリュージーとは
「豪雨」の意味。
ケルベロスのギミック。
なんと、ハッチ部分の開閉ギミックが再現されています!!

しっかりと内部まで塗装されており、こういった細かさがMIAの魅力ですよね。

中を見ると・・・上蓋部分にジャベリンの柄が収納されています。
もちろん柄の部分は取り外し可能。この一連のギミックを再現した玩具は非常に少なく・・・今でのMIAとメタルマテリアルモデルぐらいだと思います。
武装「MA-M80 デファイアントビームジャベリン」

ジャベリン用のちょっと変わったビームエフェクト。
柄の部分はプラ製なので、長さがあっても曲がる心配はありません

もちろんハッチの開閉とジャベリンの取り出しは左右とも可能。
砲身が長めに造形されているのは、おそらくこのギミックの影響だと思われます。
ビームジャベリン×2
付属品「連結グリップ」こちらは実際に連結させてるわけではなく、連結した状態のものが別途で付属しています。

ケルベロスの砲身に沿う様にして収納されている、柄の長いビームサーベル系兵装。
アビスのビームランスと同様、ブラストインパルスの弱点である接近戦を回避するためと、敵との間合いを取るための装備。

インパルスの手元から離れても短時間であればビーム刃を保持する事が可能で、投擲武器としても使用可能。
「スピア」ではなく
「ジャベリン」という名称が用いられているのはこのためだと思われます。デファイアントとは
「挑戦的」「大胆」の意。


やっぱりアビスを倒すシーンが一番印象的ですよね。
MIA インパルスガンダムのここが凄い!

腰のサイドアーマーが開き、内部にナイフが収納されています。
取り外しとナイフの展開。

ギミック自体は MIAストライクガンダム と同じなんですが、使い回しではなく、ナイフの造形までしっかりとインパルスガンダムの物に変更されています。
かなり小さいんですが、よくみると刃部分まで彩色されていますね!
武器 「M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ」実体剣と振動波を併用し、他の武装と比較して機体の電力を消費しないため、インパルスの最後の武器となる。ダガーLの胴体装甲を易々と貫くなど威力も決して低くない。
背中のコアスプレンダーは取り外し可能アニメの接続方法とは違うんですが、おもちゃのギミックとしてはかなり優秀。
差し替え無しの完全変形!!まあ、本体はMIAフォースインパルス、MIAソードインパルスと同じ構成なので、ギミックやナイフといった付属パーツも省かれること無くそのまま付いています。
付属品「シルエットフライヤー」各シルエットに合体して出撃する無人牽引機。こちらも共通パーツです。
シルエットフライヤー(ブラストシルエット)
後ろから。シルエットフライヤーはブースターノズルが別パーツ化されており若干ですが動かす事ができます。

かなりボリューミー・・・やっぱり同じ商品価格だとブラストインパルスが一番付属パーツやギミックが豊富でお得なんじゃないでしょうか!
インパルスガンダムの比較。黒と緑が基調のブラストインパルスの方がやっぱり色合いからして重厚なイメージ。
シルエットフライヤー

もちろんシルエットパーツの接続部は共通なので、こんなIF合体も楽しめます。

玩具ならではの組み換えですね。
付属のデータシート。
裏面。
チラシ。下の方のSDガンダムフルカラーが懐かしい。

当時のラインナップ。
「魂ウェブ」という名前はこの頃からあったんですね。

これにて
「MIA ブラストインパルスガンダム」レビュー終了です。

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