中身。簡易組み立て式なんですが結構なパーツ量!!もっと組んだ状態でパッケージングされているのかと思ったら、これはもうがっつりプラモデルですね。
パーツは一部色彩済み。若干のはみ出しがありますが、ブースターノズル内まで塗装されています。
付属のシールとガムが1つ。あくまで食玩です。

組み立て方はパッケージの内側に記載されています。
RMS-142 ゼク・ツヴァイ
後ろ姿。
思ったよりもパーツ数が多く、組み立てには20分程度かかりました。
最近のプラモデルとは違い、ランナーからパーツを外す際にゲート跡が大きく残りやすくなってしまうので、組み立てる際にはニッパーやデザインナイフが必須です。
バストアップ。ボディに対して頭部は小さめでジ・オのような寸胴なフォルムですね。
頭部。モノアイやモノアイレールの黒い部分、頬のダクト部分などしっかりと塗装が施されています。残念ながら、頭部横のセンサー部分のみシールでの色分けです。

頭部は後ろ側に長く伸びた形状になっているため、デザイン上、頭を左右に動かすことができません。
首の上下の可動もないため、ほぼ無可動となります。
ボディ青い部分は成型色。コクピット周りの胴体部は着色済みでマッドな質感になっています。擦れ跡が付きやすいので要注意です。

素材はすべてABS製。今回は関節やハンドパーツ部分もプラ製になっています。
色合いはHGUCゼクアインに近い濃いブルーカラーでGジェネとかゲームではこのカラーリングが主流です。
腕部。主に組み立てが必要な部分は腕部で、ほぼ全パーツがランナー化されていました。
サブアーム。片腕に2本ずつサブアームが設けられています。上部分のアームは可動軸が仕込まれており自由度が高い感じ。

肩はプラ製のキャップによる軸接続、肘は大体90度まで曲げることができます。
手首も軸接続でハンドパーツは1種類のみの付属となります。
肩関節

肩は前後に引き出せるように可動が仕込まれています。
下半身。スカート部分は左右とも上下に可動。下部にはユニバーサルユニット用のスタンド穴が空いているんですが、台座は一切付属しておりません。
レドーム部分モノアイはシールの選択で位置を変えることができます。
脚部足の付根と足首はボールジョイント接続。パーツがかなりしっかり噛み合った状態なので、遊んでいる最中に抜け落ちたりといった心配はなさそうです。

右足には
ニューディサイズのDマーク。
足カバーは上下に可動。膝は45度ほど曲げられます。可動に関しては申し分ないですね。
弾装タンクゼク・アインと同様のパーツなんでしょうか?肩に4つも付いています。
2本のプロペラントタンク。こちらはボールジョイント接続。ここが一番外れやすい部分で、少しでも角度をつけようとするとポロリと落ちます。
バーニアユニット
テールスカート増加ブースターが2基接続されています。

ゼク・ツヴァイの後部ってこんなにボリュームがあったんですね・・・今までHGUC等のプラモシリーズで立体化されなかった理由がよくわかりました。
そもそもゲームだとGジェネシリーズくらいしか登場してませんし、デフォルメされた姿の方が親しみ深い感じがしますよね。
「ゼク・アインに倍する性能」を謳い、高火力・高機動性を備えた大型MS。グリプス戦役期から第一次ネオ・ジオン抗争期に懸けて、MSの重火力/多機能化に伴う大型化に至る、恐竜的進化の潮流に乗った機体の一つ。
後背部に接続された大型推進ブロックや増加ブースターによって、従来のMSに比較して前後幅が長大であることなどから、一概に人型とは言えない形態を持つ。

高性能のみを追求する余り、兵器としての整備や運用面が無視される傾向が見られ、特に本機は機体サイズから、サラミス改では艦内へ収容不可能なために、母艦としてアレキサンドリア級重巡洋艦以上が必要となる等、艦載運用面での致命的な欠点を抱えてしまい、折角の高性能も価値が激減する結果になった。
また、増加ブースターひとつを取ってもゲターを用いれば不必要な装備であり、MS単体で何でも可能とする思想の弊害を受けた
「現場を無視して、技術者の興味本位で造られた機体」である観が強く、後継のゼク・ドライは再び汎用性を重視した小型MSへと回帰することとなる。

今までゼク・ツヴァイの解説にあった
「恐竜的進化」っという意味合いがいまいち伝わりにくかったんですが、こうやって立体で見ると・・・言いたいことがなんとなく伝わった気がします。
テールスカートの増加ブースターがより一層怪獣的な印象を与えますね。

ゼク・ツヴァイは一応
「ROBOT魂 Ka Signature」でもの商品化が検討されています。
組み立て式、部分塗装のみのユニバーサルユニットですら4500円と高額なのに、サイズアップ、マーキング、重塗装が加わったROBOT魂は、一体いくらになってしまうのか・・・・。
サイズ比較。バーザムはロボット魂でSガンダムはGFFシリーズ。小さいのに大きいゼク・ツヴァイ。
付属品「大型マシンガン」

第三種兵装のゼク・アインが装備しているマシンガンと同じとされています。
せっかくなら肩部ドラム弾倉に接続する給弾ベルトが欲しかった・・・・

肩を動かすとすぐドラム弾倉が外れてしまうので基本的に武器は肘を曲げて持たせる程度のポージングしか取らせることが出来ません。
付属品「ビームサーベル」
2本付属。刃部分はクリアパーツではなく塗装で再現されています。

この巨体が急接近して斬りかかってきたら流石に怖い・・・

サーベル、マシンガンはサブアームに持たせることも可能です。
フロントスカートのギミック。
3つのハッチが開閉し、ミサイルが展開!

ミサイルはシールでの再現になりますが、ちゃんとミサイルのモールドが彫られているので内部を塗装してもOKです。
付属品「クラブ」弾頭+グリップの2パーツ構成

クラブの先端である弾頭部分は背部のバーニアユニットにマウントされており、こちらを取り外してからグリップと接続し、ゼク・ツヴァイに持たせます。

本来のモーションではサブアームで引っこ抜いて使用するようです。

クラブは、連邦軍側による
「シュツルムファウスト」の呼称。
一年戦争後に少数生産されたが、ジオン式の名称を好まない将兵にこう呼ばれた。
クラブは全部で6本付属!!

サブアームを使うことですべてのクラブを持たせることが出来るんですが・・・見てくださいこの圧倒的なボリュームを!!

ミサイル+シュツルムファウストという極端すぎる火力!

MSであるという必要性を問われるビジュアルです・・・・
付属品「遠射用ビーム・スマートガン」

スマートガンにはグリップが2つあり、ハンド部分とサブアームを使って持たせます。

ビームスマートガンと腰部のディスク・レドームは第二種兵装のゼク・アインと同じものでゼク・ツヴァイには標準装備されています。
遠距離砲撃にも対応した化け物。
フル装備!!汎用性、重装備、機動力、高火力を求めた結果が産んだ
「究極のMS」・・・それがゼク・ツヴァイ。
同じ連邦のMSでも
「究極のガンダム」を目指して開発されたSガンダムとは相反するようなビジュアになっている所がまたおもしろいですよね。
軽装ゼク・ツヴァイバックパックやテールユニット、肩の弾倉を取り外してみました。大分スッキリっというかやっぱりこうしてみるとゼクアインにかなり近い形状ですね。
後ろ姿。実は足にもプロペラントタンクがぎっしり付いています。

ゼクアインもユニバーサルユニットで商品化、あわよくば幻のゼクドライの方もこの流れで初の立体化とかしてほしいですよね。
兵装の換装がウリの機体でもあるので、そのあたりを玩具で再現するとギミック的に面白いかも。

以上
「機動戦士ガンダム ユニバーサルユニット ゼク・ツヴァイ 」レビューでした。
おまけ。
ムック本
「ガンダムセンチネル」より。




作例。
第2稿。


設定イラスト
MS少女


MS大全集98より。以上です。

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