恐竜から車へ!CHANGE!
楽しさ2倍!!車と恐竜両方遊べる!中国おもちゃのような安っぽいキャッチコピーが目を引く、主張の激しいパッケージデザイン。

こちらは数々のフックトイ、チープトイを販売している玩具メーカー
「株式会社オンダ」からリリースされた簡易変形玩具。
ヨドバシ.comで購入したんですが、予想していたよりも遥かに大きいパッケージサイズなのでスーパーやファミレスのおもちゃ売り場ではなく、家電量販店やデパートなどの売り場面積が広い店舗での取り扱いになるかと思います。
箱の裏面には変形手順の説明書き(説明書の付属はありません)。
パッケージはダンボール梱包になっているんですが、この手のチープトイでしっかりとした箱が付いてるものは結構珍しいかもしれませんね。
では開封!
ラインナップはこちらの3体。それぞれデザインや変形機構が異なるので1つずつ確認してみましょう。
ティラノサウルス(ビークルモード)
後ろ姿

鮮やかなグリーンカラーでバギーのようなゴツいタイプの車両。
実車モチーフではなくSFチックなオリジナルデザインとなっています。
正面から。車体の一部にはクリアパーツが使用。ハンドルはフロントガラス側のモールドになっているので実際には造形されておりません。

座席には隙間があるので小さいサイズのフィギュアなら座らせることができそうですね。
大きさも気になるところなので後で検証してみましょう。
側面のシール部分。変形後のモチーフはティラノサウルスとの事ですが、このシールを見る限りだと本当にティラノサウルスなのか怪しい感じがしますね・・・
謎の恐竜の正体はいかに!
ビークルモード時のサイズはこんな感じ。デスクトップアーミーがだいたい8cmなのでチープトイとしてはそこそこ大きめ。玩具としても十分遊びごたえがあるサイズだと思います。
ヘッドマスターと並べてみました。トランスフォーマーで例えるとTFアドベンチャーのウォーリアークラスくらいかな。

ヘッドマスターサイズなら座席部に座らせることが可能。
小さいフィギュア代表だと、
ダイアクロン隊員あたりとの組み合わせてみても面白いかもしれません。
では変形させてみましょう。
まずはフロントガラスを外側に。
大したロック機構ではないんですが、これで変形させる際のパーツロックが外れた状態になります。

屋根、ウイングの部分のパーツを展開。

フロント中央部のパーツを上げることで、隠れていた頭部が姿を現します。

フロントサイドのパーツを起こします。
足を立てて腕を下ろすことで恐竜形態にトランスフォーム!
ティラノサウルスの完成です。
後ろ姿。
頭部目に当たる部分がクリアパーツになっています。後頭部から光が入ることで目が光っているようにみえるというギミックがタカトミの玩具っぽくて面白いですね。
口は開閉可能。

恐竜メカのデザインもなかなかの格好良さ!!
パッケージを見るとティラノサウルスと名前が付けられていますが、本当は
「テリジノサウルス」が玩具のチーフとなっています。
側面に貼られた謎のシールはテリジノサウルスの特徴であるツメが強調されたイラストだったということがよくわかりますね。
変形後の大きさ。縦長のシルエットに変わるため全高サイズは大体12センチ位まで大きくなります。

簡単な変形ギミックなんですが、見た目の印象がガラリと変わる所が実に良いですね。
素材感や品質はチープトイならではの安っぽさがあるんですが、それをあまり感じさせないデザイン性も大きな魅力だと思います。
デイノニクス(ビークルモード)
後ろから。

こちらはイエローが基調のフォーミュラカータイプ。
タイヤはちゃんと回転するので、3体とも地面を走らせて遊ぶことができます。

ボディの素材はオールプラスチック。
同じく一部塗装とシールでの色分けされています。

デイノニクスにも中央部に座席が用意されているので、為にしヘッドマスターを座らせてみました。
では、変形させてみましょう。

ボディ左右のパーツを開くように外側に展開。

後部

ヒンジ可動でタイヤを後部へと移動させ、尻尾になる部分を後ろ側に倒します。

フォーミュラカーのバンパーに当たる先の部分を折り曲げて、恐竜の足に。

座席サイドにあるパーツを下ろす事で、恐竜の手になります。
デイノニクスの完成です。
後ろ姿。これはなかなか複雑な変形ギミックですね。ウイング部のデザインがそのまま残っているのにモチーフとなる恐竜の特徴的なシルエットとして再現されている所が面白い。
頭部。口が開閉します。恐竜の目にあたる部分が無いように見えるんですが、クリアパーツ部をよく見るとちゃんと造形されています。

こちらもパッケージの名前である
「デイノニクス」と元になっている恐竜の種類が噛み合っておらず、実際は
「スティギモロク」がモチーフとなっています。
なぜマニアックな恐竜をチョイスしているのか、そしてなぜわざわざ名前を変えて発売しているのか・・・・謎が深まります。
デスクトップアーミーと一緒に。乗り心地抜群!

関係ないけどバンダイの
「ディノブレイカー」という玩具を豊富させますね。
ステゴサウルス(ビークルモード)
後ろから

ブルーが基調で、こちらもスポーツカータイプでしょうか?
フロントの装飾も気になりますが、ホットウィールのような奇抜でアメリカンなデザインがなかなか格好いいですね。

側面のシール。
先ほどの2体とは違って側面に恐竜のイラスト(?)的な物は描かれておりません。

全体的にクリアパーツ要素が多めですね。
運転席部分は完全に埋まった造形になっているので、内部にフィギュアを入れることはできなさそう。
では変形させてみましょう。

左右の前輪を左右に展開。

中央の首を持ち上げてます。
展開した前輪パーツは180度回転させてそのまま胴体側に位置を移動。

後部

後輪を下方向に動かし、内側からつま先を展開。
後部の尻尾も後ろ方向へと動かします。

背ビレを立てたら、
ステゴサウルスの完成です!
後ろ姿。

同じく口が開閉。
クリアパーツによる目の集光ギミックも備えられております。

クリアカラーの背ビレがきれいな
ステゴサウルス!!っと言いたいところなんですが、案の定こちらも別の恐竜が元になっており、正体は
「アマルガサウルス」となっています。
デスクトップアーミーと一緒に。ズッシリとした体型。
3体並べて。玩具のモチーフはともあれ、どれも外見や変形ギミックの個性が強く、キャッチコピーの
「2倍楽しめる」といアピールポイントもよく分かるような気がします。

サイズと値段を考えても非常にリーズナブルですし、まさにクリスマス商戦である今に時期にもピッタリな商品なんじゃないかと思います。
車、恐竜、変形と子供心を掴む要素が満載なので、見かけたら是非購入を・・・・

と言いたいところなんですが。
ここで1つ話さなくてはいけない事があります。実はこのオンダから発売されているスーパー変形 ディノドライブは・・・・・
アメリカの玩具メーカー「VTech」から発売されている「Switch & Go Dino」のパチモンということが判明しました。こちらが本家の
「Torr the Therizinosaurus」。
形状や変形ギミックは同じみたいですが、本来なら
発光ギミックや
音声ギミックが内蔵されています。
「Quiver the Stygimoloch」品質を見るとパチモンというよりも正確には劣化コピー品ですね。映像ではわかりませんが音声ギミック等がオミットされている分サイズが小さくなっている可能性がありますね。
「Stompsalot the Amargasaurus」名前が変わっている時点でおかしいなーっと思ったんですが、本家ではちゃんと商品名がモチーフどおりの恐竜になっています
。
日本のチープトイはアメリカ、中国玩具のコピー品が多いので・・・これもあるあるネタの1つかな。
謎が解けた所で。

以上
「チープトイ オンダ スーパー変形 ディノドライブ 」レビューでした。

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