後ろ姿。
こちらは、2007年よりスタートした小説「機動戦士ガンダムUC」の連載に合わせてリリースされた限定品。
ガンダムエース2007年9月号の誌上通販のみの流通でおそらくMIAシリーズ最後の商品だと思われます。
っというのは冗談で。
先週発売された食玩「Gフレーム」をMIA風にカスタマイズ。サイズ感がMIAとだいたい同じくらいという事で、もしも
ユニコーンガンダムのMIAが存在していたら・・・・という妄想を膨らませつつ所々に細かなアレンジを加えて改造してみました。
まずは改造前と、改造後の違いをご覧ください。
2000年から2001年頃にリリースされたMIAを想定しております。
窮屈そうなポージングも含めて当時のオマージュということで。

やっぱりMIAシリーズで一番印象的な特徴は全身の
「くどいスミ入れ」ですよね。
国内で発売されたシリーズ当初(1999年)の商品は太いペンで直接塗ったような濃いスミ入れが印象的でしたが、ボディの色合いによってグレーが使用されたり、一部分のみのスミ入れになったりと、徐々に変化が見られます。

黒は流石にと思ったので、こちらはスミ入れペンの
グレーを使用。
Gフレームはボディがプラスチックでモールドやディテールもそれなりに細かいため、スミ入れをするとかなり線が多くなってしまいますね。
頭部のこだわり。頭部センサー、メインカメラ、ツインアイの赤縁は元のGフレームよりも大きく見えるようにあえてオーバーに塗装、そして色合いも全体的に濃い単色へと塗り替えております。
頭部アンテナにも注目。デストロイモードは変身後の姿なので、本来ならアンテナの表面のみ塗装が施されているんですが、こちらは当時のMIAだったらという体であえてイエローで塗りつぶして安っぽさを表現。
ピンク色のサイコフレーム。サイコフレームだけではなく装甲部の内側まで塗装しているので、元のGフレームよりもサイコフレームの面積が若干増しています。
厚塗りのバックパック。多少のはみ出しはMIAの 味 なので良し。こちらも成形色ではなく全て塗装です。
脚部。
丸みのあるボディ。アーマーの角はデザインナイフで削り取り、さらに火を使ってプラを溶かすことで、
PVC特有のだるいディテールと厚ぼったい造形を無理やり演出。
ビームマグナム。

ハンドパーツとライフルはグレー一色で塗りつぶし。
薄め液をあまり使用せずかなり濃い濃度で塗っているので、塗装面分丸みがある感じに。
可動域の制限。Gフレームも素体はあまりにも動きすぎるので・・・・フロントアーマー部や使わない関節は全て
接着して可動域を制限しました。

結構な手間がかかってますが、本来の改造とはまさに逆を行くデチューン。
Gフレームはアーマーと可動フレームを合わせて実質1000円程度なので値段的にもMIAな感じがして大好きです。
おまけ要素としてビームサーベルを追加。
MIAあるあるの1つ、癖がついたサーベル。こちらはそのままMIA付属のものを代用しグリップ部分を削ってもたせています。

本家本元のパーツなので曲がっていて当然なんですが・・・・
Gフレームにサーベルが付属していたら、PVCっぽさを出すために、火で炙って歪めてたかもしれないです。
MIAあるあるの1つ、バックパックのサーベル。サーベルは丸々別パーツとして付属しており、マウントされた基部は一体成型で外せないという初期頃のMIAのオマージュ。
ハイパー・バズーカこちらは2010年に発売された
「ロボット魂 ユニコーンガンダム(デストロイモード)」に付属しているバズーカ。
MIAあるあるの1つ、バカでかい武器!!ガンダムSEED、SEED DESTINYシリーズ当たりで目立つようになってきた武器デカ病のオマージュ。
MIAあるあるの1つ、ちゃんと担げないバズーカ!!バズーカの後部と肩アーマーが干渉してうまく担げなかった思い出・・・

SEED系は大きな武器の重さに緩い2重関節が耐えきれないという事例がありましたね。
個人的には2002年から2003年にかけてリリースされたMIAのほうが商品としてバランスが安定していて好きです。
MIAジェガンと一緒に。逆シャアシリーズはMIAの中でもフィギュアサイズが大きめでニューガンダム、サザビー、ヤクトドーガなど全体的にボリュームがありましたよね。

最後に一般発売されたMIAは2008年の
「ガンダムナドレ(機動戦士ガンダム00)」 なので、後もう少しブランドが長生きできたら・・・・実際に商品があったかもしれません。

とは言え、後半のMIAは品質の悪さからもう完全に落ち目でしたし、ナドレ発売から約一ヶ月後にはロボット魂第一弾の
「ダブルオーガンダム」が控えていたので、ラインナップを引き継いでの幕引きとなりました。

元祖SDが突如復活する世の中なので、まだ何が起こるかはわかりませんが・・・流石にPVC造形であるMIAの復活はもう無いかな。

当時日本で発売されなかった商品や試作、原型、企画のみで終わったフィギュアも複数あるみたいなので、そういった情報だけでも新たにムック本を刊行して補完して欲しい所ですね。

以上
「MIAユニコーンガンダム 」レビューでした。

←←
関連
Gフレーム ユニコーンガンダム(デストロイモード)
MIA ハイネ専用デスティニーガンダム
ROBOT魂 ユニコーンガンダム(結晶体Ver.)
MIA ユニコーンガンダム